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ネパール講演

平成27年度科学研究費助成事業に申請していた下記の課題が採択されたと内定をいただきました。2005-2009年度に実施したアムール・オホーツクプロジェクト終了以降、もっとも取り組みたかった研究課題なので、研究分担者と協力しながら、3年間、心して研究に励みたいと思います。

基盤研究B(海外)『永久凍土の変動がアムール川流域の溶存鉄流出に果たす影響の解明』
研究代表者:白岩孝行(北海道大学)
研究分担者:楊宗興(東京農工大学)・長尾誠也(金沢大学)・大西健夫(岐阜大学)
研究期間:平成27〜29年度

また、流域に豊富に残る湿原域からの溶存鉄の流出過程を調べるため、北海道内の研究適地として猿払川を選び、公益財団法人 河川財団の平成27年度河川整備基金助成事業に研究申請したところ、こちらも採択のご連絡をいただきました。現在、研究を進めている風蓮湖流入河川と比較しながら2年間にわたって研究を進めていくことになります。

研究課題名『流域の自然湿原が河川水中の溶存鉄濃度に与える影響評価』
研究代表者:白岩孝行(北海道大学)
研究期間:平成27〜28年度

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昨年12月17-18日に札幌で開催した「2015年アムール・オホーツクコンソーシアム第4回会合に向けた国際ワークショップ」会議録を公開しました。

2013年の史上最大のアムール川洪水、アムール川のロシア側流域で進む売電用の水力発電計画に対する環境アセスメント、モンゴルで設立された流域委員会、UNEP/NOWPAPの活動、2015年10月に開催予定の第四回国際会議(中国・ハルビン市)などの話題が掲載されています。

今年の2月16-17日にロシア連邦ハバロフスク市で開催された第3回日露隣接地域生態系保全協力ワークショップ概要報告要旨集(英文)環境省傘下のウェブサイトで公開されました。

2015-03-20

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北京大学環境科学工学院において開催された「地球環境学講座」に講師として参加してきました。北京大学の学生の皆さんに、総合地球環境学研究所で実施された様々な研究を紹介する講座です。今回は4回目ということでしたが、私は初めての参加でした。
 私からは、黒龍江流域で進めている日中露モ4カ国の環境研究者ネットワークの紹介と、環境保全への取り組みについて1時間お話させていただきました。聴講していただいた学生の皆さんの熱心な態度と旺盛かつ的確な質問に、さすが中国の最高学府の皆さんであると感嘆した次第です。
 様々な課題を抱える日中ではありますが、研究者同士、大学同士の積極的な交流によって、相互理解を更に進めていくことの必要性を痛感する旅でした。

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A new book released. “Environmental Change and the Social Response in the Amur River Basin”. See details here.

本出ました。「アムール川流域の環境変化と社会応答」。詳しくはコチラご覧ください。

1月16日 道庁関係会議
1月22日 道庁関係講演
1月29日 小学校で講演
2月2日 地球研(京都)で会議
2月9−13日 集中講義(北海道教育大学)
2月14−18日 ロシア(ハバロフスク)日露専門家会議
2月25日 北大前期入試
2月26−26日 北大環境科学院入試
3月3日 東京出張
3月16−18日 北京大学 講義
3月23−26日 風蓮川調査
3月27日 東京出張

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 網走漁協と網走市水産港湾課の皆様にご協力いただき、6月12日、網走湾において溶存鉄濃度とクロロフィルa濃度の観測を行いました。今回は5月14日に続く2回目の観測となります。

当日は、環境起学専攻の実習も兼ね、合計5名の大学院生が乗船しました。あいにく雨の降る中での観測でしたが、網走川が輸送する溶存鉄が、網走湾内でどのように輸送されるかを解明するための、多くの貴重な試料を得ることができました。

京都大学 生態学研究センターが主催する第256回 生態研セミナーでお話させていただきます。

日時:2014年5月16日(金)14:00~17:00
場所:京都大学 生態学研究センター
演題:「巨大魚附林仮説:流域と外洋をつなぐ新たな環境システムの発見」

詳しくはこちらをご覧ください。
第256回 生態研セミナー

過去2年間にわたり、大学院生2名と一緒にやってきた網走川での仕事がきっかけとなり、網走市と北海道大学低温科学研究所の間で相互協力協定が締結される運びとなりました。