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岩波書店が発行する「科学」10月号にリレーエッセイ「自然地理学としての陸海連関研究」を書きました。学際研究としての陸海連関研究に地理学の立場としてどう取り組むかについて考えたものです。

朝倉書店から『世界地誌シリーズ9 ロシア』が刊行されました。第2章 広大な国土と多様な自然を分担執筆させていただきました。

B5/184ページ/2017年09月25日
ISBN978-4-254-16929-4 C3325
定価3,672円(本体3,400円+税)

南極カバー案170510「南極大陸大紀行」が成山堂より出版されました。日本南極地域観測隊が60年かけて南極大陸の内陸を探査してきた記録です。当事者による生々しい記録集で、私自身は20代の終わり頃に数年関わっただけですが、自分の人生の中でもドーム基地建設に携わった経験は何ものにも代え難い大切な思い出です。

The 4th Workshop Report on “Cooperation on the Preservation of the Ecosystem in the neighboring areas of Japan and Russia” is now released from the Ministry of Environment in Japan. It was held in Moscow at Ministry of Natural Resources and Environment of Russia last October 25-26. It reports changing ecosystem in the Japan-Russia’s neighboring areas under changing climate both in Japanese and Russian. The 5th workshop is planed to be held in Japan this year. The principle theme of the 5th workshop will be changes in ocean ecosystems in the Sea of Okhotsk in changing climate.

昨年の10月25-26日にモスクワの天然資源環境省で開催された日露隣接地域生態系保全協力プログラムの第四回専門家ワークショップの報告書が環境省から公開されました。気候変動下における日露隣接地域の生態系変化についての最新情報です。日露二カ国語で記されています。今年は日本での開催が予定されています。テーマは気候変動下におけるオホーツク海の海洋生態系変動です。

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昨日届いた『湿地の科学と暮らし 北のウェットランド大全』です。斬新な表紙が素敵です。364ページの厚い本。

自分にも跳ね返ってくることを承知で書きますが、多数の執筆者によるオムニバス形式で書かれた本は、よほど編者の方針(と締め付け)がはっきりしていないと、内容が漠然となり、(著者の数に比例するがごとく)総体としての一冊の魅力が低くなるように思います。だから、普段はこういう本は買いません(^^;

この本は湿地に関わるそのオムニバス形式の本ですが、編者が執筆者に執拗に何度も改稿を要求してきた珍しい例で、執筆者の一人である私は本を手に取るまで全体像を知ることができませんでした。おそらく編者は全ての執筆者に同様な対応をしたことと思います。私自身は、正直なところ、論文じゃないし、なんどもやりとりするのはかなわんなぁ。。と思ってましたし、本にもあまり期待していませんでした(ゴメンナサイ)。

が、こうして出来上がったものを読むと、湿地が実に多方面の人達を惹きつけ、湿地研究がとても奥の深い分野であることがわかりました。けっこう学術的な内容が多いのですが、巻末には丁寧な用語解説もあって、編者の努力が報われているように思えました。

若い頃は湿地とか平野にはなんの興味もなくて、いつも高いところ、遠い異国にばかり目を向けていたけれど、実に実に、面白いことは足元にたくさん転がってるなぁと思う今日この頃。

値段もわりとリーズナブルなので、湿地に興味がある方、北海道をよりよく知りたい方にはオススメです。私自身、この本から学ぶことがたくさんありました。

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40年前のこと。シカゴ大学の英文学の教授だったノーマン・マクリーンが自身の家族のことについて記した半自伝的小説を発表しました。当初、どの出版社も取り合ってくれなかった原稿は、結局、マクリーンの勤務先であるシカゴ大学出版会から世に出ることになりました。”A River Runs Through it”と題されたこの小説は、やがてアメリカを代表する一冊となり、映画化もされました。

この小説の出版40周年を記念して、シカゴ大学出版は“Backcasts: A Global History of Fly Fishing and Conservation”を出版しました。アメリカを中心とし、世界の各地でフライフィッシングに携わる人たちが、川といかに付き合い、川やそこに棲息するサケ・マス属に果たした役割を包括的に扱った本です。日本の事例は、硬派な釣り雑誌として日本では最右翼(最左翼という言葉があったらこっちを使いたい)に位置づけられるフライの雑誌社を率いる堀内正徳さんが執筆されています。ご縁があって、堀内さんの原稿を英文にする仕事をさせていただきました。

川や流域の保全や管理には様々なステイクホルダーが存在します。川やそこに棲む生き物にもっとも思いを寄せてきたのが釣り人であった一方、残念ながら彼らの存在はマイナーなものとして、川や流域管理の中では目立ってきませんでした。しかし、この本には、無数の釣り人達が実践してきた川の再生の物語が凝縮しています。

うれしいことに、このアメリカで企画され出版された本の表紙を、我が国の在来種であるヤマメ、サクラマス、アマゴの三匹が飾っています。この本をきっかけに、日本の川で釣り人の果たす役割と可能性についてもきちんと考えていきたいと思うようになりました。

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平成25年から26年にかけてニッセイ財団のご援助により実施した風蓮湖プロジェクトの成果が本として出版されました。詳細は出版元の北海道大学出版会のサイトをご覧ください。

低温科学研究所が発行している低温研ニュースに、2016年の国後島での河川調査について書きました。

低温研ニュース No.42

Sasaki,H., Matoba, S., Shiraiwa, T. and Benson, C.S. (2016) Temporal Variation in Iron Flux Deposition onto the Northern North Pacific Reconstructed from an Ice Core Drilled at Mount Wrangell, Alaska, SOLA, 12, 287-290.

Fu, P., Kawamura, K., Seki, O., Izawa, Y., Shiraiwa, T. and Ashworth, K. (2016) Historical trends of biogenic SOA tracers in an ice core from Kamchatka Peninsula. Environmental Science & Technology Letters, 3, 351-358.