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12月 14

International Workshop for the 4th Amur-Okhotsk Consortium Meeting 2015

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12月17−18日の二日間にわたって開催されたInternational Workshop for the 4th Amur-Okhotsk Consortium Meeting 2015が無事終了しました。数年に1度と報道された爆弾低気圧による悪天が心配されましたが、1名の方が来道できなくなったのみで、海外からのゲストは全員参加することができ、主催者としてはほっとしているところです。参加できなかった方も、スカイプを通じてプレゼンテーションを行ってくださり、会議としてはまずまず成功しました。

コンソーシアム代表者の皆さんには、各国で進められているアムール川流域やオホーツク海研究の取り組みが紹介されました。モンゴル、中国、ロシアでも様々な研究や環境利用が行われており、二国間の取り組みも多数紹介されました。また、今回新たに参加していただいた黒龍江省環境保護科学研究院の遅院長には、黒龍江省が進める環境研究と環境保全をご紹介いただき、中国の取り組みを知る絶好の機会となりました。スカイプで参加してくださった東北大学の石井先生からは、東アジアで進められている越境大気汚染モニタリングにおける多国間の取り組みの分析から、認識共同体と呼ばれる政策提言を目的とした科学者集団の問題点についてたいへん刺激的なご意見をいただき、会場はこの議論で大いに湧きました。

二日目は、来年2015年に中国・ハルビン市で開催を予定している第4回アムール・オホーツクコンソーシアム国際会合の詳細を議論しました。環境保全と経済発展を両立するという視点を基礎におき、様々なセッションをご提案いただきました。事務局としては、これから具体的なプログラム作成に向けて邁進していきたいと思います。なお、今回の会議の概要は、”開発こうほう”誌に寄稿させていただく予定です。

以上、どんな悪天でもあきらめずに集まってくれる北東アジアの友達に感謝の気持ちを新たにした二日間でした。

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