京都環境文化学術フォーラム スペシャルセッション
『「森里海」から「地球」を考える』
2014年12月6日(土) 14:00-17:00
京都府立大学稲盛記念会館102講義室
参加お申し込みはこちらまで


京都環境文化学術フォーラム スペシャルセッション
『「森里海」から「地球」を考える』
2014年12月6日(土) 14:00-17:00
京都府立大学稲盛記念会館102講義室
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心配していた天候ですが、オホーツク海にあった低気圧に向かって南風が吹き込んだため、別海町は春を思わせる陽気に恵まれ、順調に二日間の河川水サンプリングを終了することができました。最初はおぼつかなかった作業ですが、二日ですっかり慣れたようで、最後のほうは大変効率良く作業を進めることができました。
秋の渇水期で流量もかなり減りましたが、川にはウグイの大群がいたり、バイカモとおぼしき水草が生えていたりと、秋の道東を満喫することができました。そうそう、ノコギリベツ川の湿原でタンチョウのつがいもみることができました。
次は凍結期直前のサンプリングです。
昨年に引き続き、今年も5月21日に京都大学にて「流域・沿岸域統合管理学」の講義を1回担当させていただきました。50人を越える国内・国外の大学院生に巨大魚附林システムとその保全に対する国際的な取り組みについて紹介させていただきました。
参加して下さった大学院生の皆さん、どうもありがとうございました。
この度、ニッセイ財団の環境問題研究助成(カテゴリー:学際的総合研究助成)のご援助により、北海道立総合研究機構 長坂晶子主査を代表とする以下のプロジェクトが立ち上がり、私も流域の水質調査を担当することになりました。
「北海道東部・風蓮川流域における流域保全対策が草地・沿岸域双方の生産活動に与える影響 -森里川海の物質の環・地域住民の環の再生をめざして-」
プロジェクト期間は平成25年から平成26年の2年間。風蓮川流域の問題に取り組みます。
興味のある大学院生の参加も歓迎します。

今回も河川水の栄養塩と溶存鉄濃度分析が主たる目的です。流域の農地では、遅い春を待ちかねた農家の皆さんが、忙しそうに農作業に従事されておられました。
例年にない遅い桜の開花日の翌日ということもあり、暖かい日差しに恵まれ、網走川の最下流から最上流部まで、順調にサンプリングを行うことができました。夜は、オホーツク流氷館において、アムール・オホーツクプロジェクトのお話をさせていただく機会があり、網走市観光課やオホーツク流氷館のスタッフの皆さんと楽しい夜を過ごすことができました。
これから毎月、網走川や沿岸域でのサンプリングを予定しています。