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9月 12

東北大学GCOEプログラムの一日体験

Lectures at the Institute of Water and Ecological Problem (FEBRAS)

ロシア科学アカデミー極東支部 水・生態学研究所で講義を拝聴

9月25日〜9月30日の6日間、私たちの企画で、アムール・オホーツクコンソーシアムとロシア科学アカデミー極東支部 水・生態学研究所との共催による四カ国の研究者によるアムール川の共同観測クルーズが行われます。準備の都合もあり、私は20名の参加者に先んじてハバロフスクにやってきました。

早く来たもうひとつの目的は、9月22日から始まる東北大学の竹本先生、占部先生、中静先生らによる東北大学生物適応グローバルCOEプログラムに部分参加するためです。このプログラムは、博士課程の大学院生を対象にしたものです。極東ロシアの少数民族であるウデヘ族の人々が伝統文化を守りながらいかにして持続可能な社会を築いていくか。いくつかのチームに分かれて調査を行い、実行可能な企画書を作るという大変ユニークな試みです。この地域で長年にわたって先住民族の社会を見守ってきたNGOタイガの森フォーラムがバックアップしています。

22日は、私たちがアムール・オホーツクプロジェクトでお世話になったロシア科学アカデミー極東支部 水・生態学研究所で、4人の先生から極東ロシアの環境とツーリズムについてレクチャーを受けました。私の役割は、東北大学と水・生態学研究所の橋渡し。とは言っても、実際には学生さんと一緒に講義を拝聴しただけで、たいしたことはできませんでした(苦笑)。しかも、前半は時差ぼけがひどくて、コクリコクリ。旧知の副所長マヒノフ教授から、「お疲れのようで」と言われる始末。まったく面目ありません。

前夜の遅い到着もなんのその。若い東北大学の皆さんは、23日朝、目的地であるアムール川の支流ウスリー川のそのまた支流のビキン川上流にあるクラスノヤール村に出発しました。

実り多い調査でありますよう、そしてこれからも極東ロシアに興味を持ってもらうよう、学生さん達の前途を祝して、一人、ハバロフスクのホテルで祝杯をあげています。

さて、いよいよ明日には、中国、モンゴル、ロシア、そして日本から20名の仲間がハバロフスクに集結します。楽しみです。

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