11

9月 12

Fifth Joint Finnish-Japanese Symposium on Northern Environmental Research September 10-14, 2012

Finish-Japanese environmental meeting at Oulu University

フィンランド北西部、ボスニア湾の湾奥にあるオウルで会議に参加しています。オウル大学チューレ研究所が主催する”Fifth Joint Finnish-Japanese Symposium on Northern Environmental Research”です。北海道大学の本堂副学長を始めとする11名の研究者が、オウル大学を中心とするフィンランドの研究者と北方圏の環境に関し、共通の課題や問題点を討議し、共同研究を立ち上げる会議です。

初日は会議主催者の挨拶に続き、越境河川の環境問題を中心に発表がありました。フィンランドは、陸域ではスウェーデン、ノルウェー、ロシアと国境を接しており、海域ではバルト海を中心に置き、多くの国と環境を共有しています。それゆえ、河川水、遡河性回遊魚、海洋環境などの国境を越えて対策が必要な問題に対し、二国間、あるいは多国間で様々な保全協定が結ばれています。私にとっては、フィンランドとロシアの間でどのような協定が結ばれ、それがどのように機能しているのかを知ることが興味の中心です。昨日の話では、河川水と遡河性回遊魚についての現状を知ることができましたが、様々な問題を抱えながらも、協定がきちんと機能しているようでした。

今日は北方林の特性と寒冷圏の環境変動のセッションがあります。札幌に比べると、かなり涼しいオウルですが、トナカイのローストに舌鼓を内ながら、もう一日会議を楽しみ、ヘルシンキに移動します。

No comments yet, be the first.

コメントを残す