10月3日 編集会議(東京)
10月23日 プロジェクト報告(三井物産、東京)
10月24−27日 風蓮川 河川水サンプリング(北海道)
10月30日 講演(滝川高校)
11月28日 修士論文中間発表会
12月5日 プロジェクト報告会
12月6日 京都環境文化学術フォーラム(京都)
12月17−18日 アムール・オホーツクコンソーシアム代表者会議(札幌)
12月25-28日 風蓮川 河川水サンプリング(北海道)

新しい論文が出版されました。

Quantitative evaluation of iron transport processes in the Sea of Okhotsk

Jun Nishioka,Takeshi Nakatsuka, Kazuya Ono, Yu.N. Volkov, Alexey Scherbinin and Takayuki Shiraiwa

Progress in Oceanography
Volume 126, August 2014, Pages 180–193
DOI: 10.1016/j.pocean.2014.04.011

DSC00775

2013年9月に発生したアムール川中流域の大洪水の影響を調べるため、また、アムール川の支流ブレヤ川の河川環境と溶存鉄の起源を調べるため、ロシア科学アカデミー極東支部の研究者と共に、ブレヤ川に流入するティルマ川の調査を実施しました。今回の調査は、今後予定している本格的な調査の予察調査と位置づけられます。ハバロフスクを出て戻るまで5日間の短い日程でしたが、ティルマ村から下流の100kmの区間をボートで探査することができました。途中、ティルマ川に流入する支流の山岳河川を遡ってみたところ、山岳帯においても河川水は琥珀色をしており、溶存有機物が多量に溶けていることを示唆していました。山岳地帯はカラマツやシラカンバを中心とするタイガですが、その林床にはミズゴケが生えており、おそらくは永久凍土の影響で地表付近の水文状態が過剰に保たれているのではないかと推察されました。2003年に完成したブレアダムの影響は、支流のティルマ川まで及んでおり、ダムによる貯水が広範囲に広がっていることがわかりました。

7月30−31日 編集会議(東京)
8月1-15日 野外調査(ロシア極東)
8月21日 会議(北海道庁)
8月25−26日 大学院入試
8月28−29日 編集会議(東京)
9月10日 【公衆衛生学分科会・野生動物学分科会ジョイントシンポジウム】「環オホーツク海における環境変化が野生動物と人に及ぼす影響」
9月25日 国立極地研究所 環境部会会議

image

 網走漁協と網走市水産港湾課の皆様にご協力いただき、6月12日、網走湾において溶存鉄濃度とクロロフィルa濃度の観測を行いました。今回は5月14日に続く2回目の観測となります。

当日は、環境起学専攻の実習も兼ね、合計5名の大学院生が乗船しました。あいにく雨の降る中での観測でしたが、網走川が輸送する溶存鉄が、網走湾内でどのように輸送されるかを解明するための、多くの貴重な試料を得ることができました。

昨年に引き続き、今年も5月21日に京都大学にて「流域・沿岸域統合管理学」の講義を1回担当させていただきました。50人を越える国内・国外の大学院生に巨大魚附林システムとその保全に対する国際的な取り組みについて紹介させていただきました。

参加して下さった大学院生の皆さん、どうもありがとうございました。

京都大学 生態学研究センターが主催する第256回 生態研セミナーでお話させていただきます。

日時:2014年5月16日(金)14:00~17:00
場所:京都大学 生態学研究センター
演題:「巨大魚附林仮説:流域と外洋をつなぐ新たな環境システムの発見」

詳しくはこちらをご覧ください。
第256回 生態研セミナー

image

5月14日、網走市水産港湾課と網走漁業協同組合のご協力を得て、網走湾で溶存鉄濃度測定のためのサンプリングを実施しました。穏やかな天候に恵まれ、予定していた19地点中、18地点での採水に成功しました。次回は6月12日に実施予定です。

新しい論文が出版されました。

土地利用・土地被覆の違いが河川水質成分および沿岸の磯焼けに与える影響評価

夏目奏・澤柿教伸・白岩孝行

経済學論叢, 65(3), 347-369, 2014.

一般社団法人湿原研究所主催

第24回晩成学舎「アムール川流域論と、エゾシカ概論」

日時:2014年4月19日(土)14:00〜20日(日)10:00
場所:晩成温泉 原生花園(大樹町)

詳細はチラシをご覧ください。