今年の2月16-17日にロシア連邦ハバロフスク市で開催された第3回日露隣接地域生態系保全協力ワークショップ概要報告要旨集(英文)環境省傘下のウェブサイトで公開されました。

2015-03-20

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北京大学環境科学工学院において開催された「地球環境学講座」に講師として参加してきました。北京大学の学生の皆さんに、総合地球環境学研究所で実施された様々な研究を紹介する講座です。今回は4回目ということでしたが、私は初めての参加でした。
 私からは、黒龍江流域で進めている日中露モ4カ国の環境研究者ネットワークの紹介と、環境保全への取り組みについて1時間お話させていただきました。聴講していただいた学生の皆さんの熱心な態度と旺盛かつ的確な質問に、さすが中国の最高学府の皆さんであると感嘆した次第です。
 様々な課題を抱える日中ではありますが、研究者同士、大学同士の積極的な交流によって、相互理解を更に進めていくことの必要性を痛感する旅でした。

4月3日 入学式
4月20−24日 “18th Pacific-Asian Marginal Seas Meeting” 那覇、沖縄

A. Tsushima, S. Matoba, T. Shiraiwa, S. Okamoto, H. Sasaki, D. J. Solie and K. Yoshikawa (2015): Reconstruction of recent climate change in Alaska from the Aurora Peak ice core, central Alaska, Climate of the Past, 11, 217–226, 2015.

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開会の辞を述べるロシア科学アカデミー極東支部 水・生態問題研究所のBoris A. Voronov所長

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2月16−17日の二日間にわたってロシア連邦ハバロフスクで開催された第3回日露隣接地域生態系保全協力ワークショップに参加しました。2013年2月にウラジオストックで開催されたワークショップに続き、2回目の参加です。海洋物理化学、クマ、鰭脚類、鳥類の4つのセッションで日露の研究者が最新の研究結果を報告し、両国の隣接地域において生態系保全に取り組むための問題点を話し合いました。

Takayuki Shiraiwa (2014): A review of dissolved iron behavior with respect to land-use and land-cover in the Amur River basin and its conservation for the sustainable future of the region. Global Environmental Research, 18, 125-132.

Ambarish Pokhrel, Kimitaka Kawamura, Osamu Sekia, Sumio Matoba and Takayuki Shiraiwa (2015):“Ice core profiles of saturated fatty acids (C12:0–C30:0) and oleic acid (C18:1) from southern Alaska since 1734 AD: A link to climate change in the Northern Hemisphere”, Atmospheric Environment, Volume 100, January 2015, Pages 202–209.

昨年12月17-18日に札幌で開催された「2015年アムール・オホーツクコンソーシアム第四回会合に向けた国際ワークショップ」の報告が、一般財団法人 北海道開発協会の広報誌「開発こうほう」2015年2月号(通算619号)に掲載されました。pdf版はこちらで閲覧可能です。

「オホーツク海の環境保全に向けたアムール・オホーツクコンソーシアムの活動」

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A new book released. “Environmental Change and the Social Response in the Amur River Basin”. See details here.

本出ました。「アムール川流域の環境変化と社会応答」。詳しくはコチラご覧ください。

1月16日 道庁関係会議
1月22日 道庁関係講演
1月29日 小学校で講演
2月2日 地球研(京都)で会議
2月9−13日 集中講義(北海道教育大学)
2月14−18日 ロシア(ハバロフスク)日露専門家会議
2月25日 北大前期入試
2月26−26日 北大環境科学院入試
3月3日 東京出張
3月16−18日 北京大学 講義
3月23−26日 風蓮川調査
3月27日 東京出張