Y. Ohata, T. Toyota and T. Shiraiwa (2016): Lake ice formation processes and thickness evolution at Lake Abashiri, Hokkaido, Japan. Journal of Glaciology, 62 (233), 563-578.

4月5日 北海道大学大学院環境科学院入学式・ガイダンス
4月7−8日 網走川河口部調査
4月19−21日 網走湾観測
5月11-15日 十勝・網走実習
6月5日 京都大学 講義
7月2−15日 ロシア極東調査
8月5-15日 択捉島・国後島調査
8月25-26日 北海道大学大学院環境科学院 入学試験
8月27日-9月10日 スイス実習
9月20日-10月2日 ロシア極東調査(ブレヤ自然保護区)
10月11日-10月16日 ロシア会議(ウラジオストック)
10月24日-10月28日 ロシア会議(モスクワ)
11月15-16日 東京 会議
11月23-11月25日 金沢大学 ワークショップ
12月3日-12月4日 東北大学 シンポジウム

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2016年3月5日、中国黒竜江省社会科学院において、第四回アムール・オホーツクコンソーシアム国際会合が開催されました。主催者の中国はもちろん、日本、ロシア、モンゴルからコンソーシアムのメンバーが参加し、アムール・オホーツク地域の越境環境問題とその解決に向けた活発な議論が行われました。詳細については近日中にとりまとめてご報告する予定です。

ユーラシア研究所が発行する「ユーラシア研究 2015-12 No.53」に標記タイトルの特集を組みました。日本・中国・ロシア・モンゴルが国境を有するアムール・オホーツク地域で生じる様々な越境環境問題の実態とその解決に向けた方策について、自然科学、経済学、外交、国際関係論、国際法の立場からそれぞれ論考しております。お手にとってご覧いただけますと幸いです。

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詳しくはコチラをご覧ください。

ネパール講演

平成27年度科学研究費助成事業に申請していた下記の課題が採択されたと内定をいただきました。2005-2009年度に実施したアムール・オホーツクプロジェクト終了以降、もっとも取り組みたかった研究課題なので、研究分担者と協力しながら、3年間、心して研究に励みたいと思います。

基盤研究B(海外)『永久凍土の変動がアムール川流域の溶存鉄流出に果たす影響の解明』
研究代表者:白岩孝行(北海道大学)
研究分担者:楊宗興(東京農工大学)・長尾誠也(金沢大学)・大西健夫(岐阜大学)
研究期間:平成27〜29年度

また、流域に豊富に残る湿原域からの溶存鉄の流出過程を調べるため、北海道内の研究適地として猿払川を選び、公益財団法人 河川財団の平成27年度河川整備基金助成事業に研究申請したところ、こちらも採択のご連絡をいただきました。現在、研究を進めている風蓮湖流入河川と比較しながら2年間にわたって研究を進めていくことになります。

研究課題名『流域の自然湿原が河川水中の溶存鉄濃度に与える影響評価』
研究代表者:白岩孝行(北海道大学)
研究期間:平成27〜28年度

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12月に骨折のために延期した風蓮川の河川水サンプリングに出かけてきました。大学院生1名、学部学生1名と私の合計3人での調査です。今年の別海町は例年にない数の爆弾低気圧に襲われたためか、残雪も多く、川はまだ融雪洪水の状態ではありませんでした。折悪しく、寒波の影響でサンプリングを実施した3月24-25日は吹雪模様。25日に実施した風蓮川上流域の調査時は、視界も効かなくなるほどでした。うってかわって最終日の3月26日は晴天に恵まれ、札幌までの400kmは気持ちの良いドライブとなりました。

次回は融雪洪水を狙って4月中旬に再訪の予定です。

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昨年12月17-18日に札幌で開催した「2015年アムール・オホーツクコンソーシアム第4回会合に向けた国際ワークショップ」会議録を公開しました。

2013年の史上最大のアムール川洪水、アムール川のロシア側流域で進む売電用の水力発電計画に対する環境アセスメント、モンゴルで設立された流域委員会、UNEP/NOWPAPの活動、2015年10月に開催予定の第四回国際会議(中国・ハルビン市)などの話題が掲載されています。